2020 フリークショー・カベルネ・ソーヴィニヨン / マイケル・デイヴィッド 750ml 赤ワインフルボディ

¥3,800 (税込)

ワイン名(原語) 2020フリークショー・カベルネソーヴィニヨン/マイケル・デイヴィッド
生産者(原語) ジャン・クロード・ボワセ・ワインズ USA(JEAN CLAUDE BOISSET WINES U.S.A.)
原産国・地域 アメリカ合衆国・カリフォルニア
原産地呼称 AVA Lodai
ヴィンテージ 2020年
ぶどう品種(栽培比率) カベルネ・ソーヴィニヨン86%、プティ・シラー14%
タイプ 赤ワイン
内容量 750ml
ご注意 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。
保存方法 要冷蔵 18℃以下
カテゴリー:

説明

ソムリエの解説

ワイナリーから最も近い区画の畑で栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨンを90%使用。ザクロやブラックカラントの香りにややスモーキーな印象、非常に濃厚な果実味が飲み手を一挙に包み込みます。体操する男性は、ワインの「バランス感覚の良さ」をイメージしたものだとか…ご自身で是非、そのバランス感覚をお確かめください。
『Freakshow(見世物小屋)』というワインが象徴するのは、決してサーカスのような雑多さや複雑怪奇な味わいではありません。「人間の理性と獣の野生」、その2つが共存するようなスタイルのワインを造りたくてこんな名前を付けたのだそう。ワインのキャラクターを表現したというユニークなラベルも、そのテーマ性を物語っています。そして、マイケル・デイヴィッドのファンなら、是非とも象のラベルの『プティット・プティ』も併せて是非!

 

”賢い消費者はメモを取り、覚えておくべきである。” ”アメリカのベストバリューワイナリーであろう。マイケルデイヴィッドは掘り出し価格でフルフレーバーのワインを生み出す事を信じられないほど熟知している。” ~ロバ―ト・パーカー~

ロバート・パーカーから称賛され続けるワイナリーは代々ローダイで農家を営むフィリップ家の5代目、マイケル&フィリップ兄弟が立ち上げました。家系は4世代にわたってワイン用ブドウを栽培してきた歴史を持ちますが、ブドウは常に他に売っていました。その後自分で育てたブドウでワインを造るという決意のもと1984年にワイナリーを設立。

はじめは造ったワインを道端のフルーツスタンドやファーマーズマーケットで販売していましたが、フラッグシップであるキリスト教の 7つの大罪Seven Deadly “S”insから名付けられたセブン・デッドリ―ジンズの大ヒットが誕生し、ファーストヴィンテージでわずか700ケースの生産だったこのワインは瞬く間に全米を魅了しました。10年後には年産25万ケースにまで成長し、レーヴェンスウッド、ナーリーヘッド、ボーグルを抜きさり全米NO1の売り上げのジンファンデルに上り詰めました。その後も3年連続で全米売り上げNO1を記録しています。
ワイナリーをけん引するのはワインメーカー、アダム・メトラー。ワインエンスージアスト誌が発表する2018年ワインメーカーオブザイヤーに輝きました。

各誌がこぞって称賛する勢いの止まらない高評価

躍進を続けるワイナリーは、全米売り上げNO1を記録したジンファンデルの他にも話題は尽きません。シックスセンスと名付けられたシラーはワイナリーの自社畑にあるアメリカで最も古く植樹された葡萄が使われワインエンスージアスト誌より最高93点という高得点を獲得、同紙が発表するTOP100ワイン2011年で第11位にランクイン、さらには像のラベルが印象的なプティシラーは同じくTOP100の2016年にて堂々の第2位を獲得、ワイナリー最高得点の94点まで到達しました。

ロバート・パーカーもワイナリーの特集を組むほどの注目ぶりで”爆発的な果実味。多くの生産量を造りながら手に届きやすい価格でこれだけの品質を確保しているのは信じられない事実で私を感動させる”と新しいヴィンテージがリリースされるごとに絶賛し、味わいのみならず、斬新なアイデアやユニークなパッケージもワインラバーの注目を集めています。

またナパカベルネで名を馳せるシルバーオークワイナリーのソノマにあるワイナリー設備とカベルネソーヴィニヨンの畑を購入するなど話題は尽きません。これからも目の離せないワイナリーです。

 

生産者を知ると、ワインはもっと美味しくなる

  • マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・カベルネ・ソーヴィニヨン
  • マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・カベルネ・ソーヴィニヨン
  • マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・カベルネ・ソーヴィニヨン
Michael David Winery

生産者の概要

革新性・野心、そして持続性と伝統が同居する、実に面白い生産者。

3つのポイント

  1. ワイナリーの設立は1984年。ローダイとソノマで今や300ヘクタール以上のブドウ畑を所有しています。彼らはローダイの「サステナビリティー・ムーヴメント(持続性のある農業推進運動)」のリーダーであり、カリフォルニアのワイン栽培地域の環境活動の青写真となっています。
  2. マイケル・デイヴィッドのワインを造るブドウ畑はすべて”ローダイ・ルール”という独立機関によって”サステテナブル”と認証されている。ローダイ・ルールはカリフォルニアにおける独立した最初の第三機関である。土地の活性化、水管理、大気管理、地域社会コミュニティや従業員に対するより良い取り組みをモットーとしている。ローダイは全米において最もサスティナビリティ認証の畑が多く広がるエリアで200ha以上の畑にも及んでいる。
  3. このワインの評価ピックアップ:Wine Enthusiast 90点/豊かなフレーヴァーとストラクチャーを持つこの濃い色調のフルボディーなワインは凝縮感があり、リッチなブラックベリーのフレーヴァーをサポートするきめの細かいタンニンで縁取られている。滑らかでこってりとした口当たりで、フィニッシュの余韻が長い。

生産者のこだわり

ワイナリーの設立は1984年。マイク・フィリップスは一家の農園で父親と一緒に働き始め、自身のワインを作り始めました。彼と弟のデイビットはカリフォルニア大学デイヴィス校でワイン醸造学の学位を取得し、二人でワイナリーを設立。正式なワイナリーとなった1984年を皮切りに、現在はローダイとソノマで300ヘクタール以上のブドウ畑を所有しています。彼らはローダイの「サステナビリティー・ムーヴメント(持続性のある農業推進運動)」のリーダーであり、カリフォルニアのワイン栽培地域の環境活動の青写真となっています。

1975年に父ドン・フィリップスによって設立された家族の農園に戻ってきた際、彼らは既に自分たちの畑があるローダイというエリアから高品質なワインができるのではないかという考えがありました。 家系は4世代にわたってワイン用ブドウを栽培してきた歴史を持っていますが、ブドウは基本的には他のワイナリーに売却していました。マイケルとデヴィッドは自分で育てたブドウでワインを造るというホームメイドワインメーカーになる決意をし、古くからの友人であるデイヴィッド・ルーカス(Lucas Winery)とともにブドウ果汁をガラクタの缶やプラスチックの容器で発酵することを始めます。

当初の主要品種はシラー、カリニャン、シンフォニー、カベルネ・ソーヴィニヨン。はじめはこれらのワインを道端のフルーツスタンドやカリフォルニアのファーマーズ・マーケット(直売所)で販売していたそう。

その後マイケル・デイヴィッドブランドは様々なメディアに取り上げられ、一気にワールドワイドな存在として認知されることとなりました。彼らのワインは長年にわたって品質が向上し続けており、今では各評価誌で90+ 点を取るワインが続々。ユニークで心躍るようなラベルこそが、マイケル・デイヴィッドのアイデンティティーであり、そのモットーは常に「品質に見合った適正な価格のワイン」。革新性・野心、そして持続性と伝統が同居する、実に面白い生産者だと思います。

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタビュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』

マイケル・デイヴィッド・ワイナリー オーナー・醸造家のデイヴィッド・フィリップスさん

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒私のファミリーはカリフォルニアのローダイで5世代に渡って農家を営んできた。そしてその長い歴史の間、常にブドウを育ててきたんだ…禁酒法の時代もね 笑
家族が大切に守ってきた畑がいつも目の前にあるんだ、自分もワイン造りを仕事にするのが当たり前だったよ。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒ワインの造り手にとって一番嬉しいときは、自分たちのワインを誰かがおいしく楽しんでくれているのを目にする時に他ならない。
ワインは誰かを幸せにするための飲み物だからね!!

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒辛い、というか本当に面倒で厄介なのは、アルコールに関する法規制のことだ。アメリカでは50州それぞれに異なるアルコール規制や税法があって、それがメチャクチャ複雑なんだよ!それ以外のことは、正直大したことじゃない 笑

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒結局は、良いブドウを育てる事、に尽きるんじゃないかな。ワインのクオリティの90%以上はブドウ畑の段階で決まっていて、我々はそれをキャプチャするだけ。最高のワインは、最高のブドウからしかできない、っていうことさ。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒理想のワインは「今日飲みたいと思ったワイン」。だって毎日飲みたいものは変わるからね!
敢えて選ぶとしたら、私は赤ワイン、特にシラー種のワインが一番理想的なスタイルだと思っている。オーストラリア、フランス、ワシントン、そしてカリフォルニア。世界中の個性豊かなシラーが大好きだよ。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒最高のワインを1本、難しい質問だなあ!!!18歳の時に初めて飲んだ「Beaulieu Vineyardsボーリュー・ヴィンヤーズ」のカベルネ、確か1974年ヴィンテージだった。
当時12ドルだったけど、あの時の自分にとっては大変な高級ワインだったんだ。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒『マイケル・デイヴィッド』のワインとベストマッチする食べ物だって?それは勿論グリル、バーベキューに決まってるよ!
牛肉、ポークリブ、そして日本のヤキトリ…フルーツ感が爆発するような私たちのワインと最高の相性だ!

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒私が世界で一番好きな国はネパールなんだけれど、残念ながらワインを造るのは難しそうだな 笑でも私はとにかく山のある土地が好きだから…そうだ、フランスやスペインのピレネー山脈に近いエリアがいい!

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒哲学、なんていう偉そうなものは持っていないのだが…ブドウが育ったその場所ならではの個性を表現することかな。
そして、この土地の母なる自然が我々に与えてくれるものに、誇りを感じることだね。

Q10:最後に…日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒日本のワインラヴァーの皆さん、カリフォルニア・ローダイで生まれた『マイケル・デイヴィッド』のワインたちを楽しんでくれて本当にありがとう。
アメリカに来ることがあったら、是非私たちのワイナリーに遊びに来てくれよ!!