ネロ・オロ ワイン・ピープル 2019年 イタリア シチリア
¥2,510 (税込)
ワイン名(原語) | ネロ・オロ (NERO ORO) |
生産者名(原語) | ワインピープル(THE WINE PEOPLE) |
原産国・地域 | イタリア・シチリア |
原産地呼称 | IGP ネロ・ダヴォラ テッレ・シチリアーネ |
ヴィンテージ | 2019年 |
ぶどう品種 (栽培比率) |
ネロ・ダヴォラ |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
説明
ネロ・オロ / Nero Oro
「NeroOro」は、2016年のヴィンテージで4つの賞を受賞しています。
ドイツのノイシュタットで開催される「ムンドゥス・ヴィニ」で金賞、日本の「サクラ・アワーズ」でシルバー賞、イギリスの「ハーパーズ・ワイン・スターズ・アワーズ」で三ツ星、同じくイギリスの「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」銅賞。
高級ワイン「アマローネ」と同じ「アパッシメント」製法で造る濃密な味わい
アマローネとは、北部イタリア、ヴェネト州で造られるイタリア最高峰の素晴らしい赤ワインの事です。このワインは独特の「アパッシメント」と呼ばれる製法で独特の味わいを表現することで有名です。
アパッシメントとは、収穫したブドウを陰干しし、ブドウの果実から余分な水分を飛ばす製法の事です。収穫後風通しのよい室内で数週間かけて、ブドウの凝縮した味わいを引き出すことができます。単に水分を飛ばすだけではなく、ブドウの茎の養分が果実へと送られ追熟することで、通常の製法では表現できない濃密で優しい味わいが生まれます。
「シチリアの黄金」と言われる地場品種ネロ・ダヴォラ。ステファノ・キオッチョリ氏はこのブドウをアパッシメントを応用した製法で、洗練された素晴らしい味わいの赤ワインに仕上げました。
●シチリアの気候も応用した独自製法
ブドウを陰干しし強制的に水分を除去するため、ブドウの甘みが通常のワインより凝縮するのが、アッパッシメントの特徴です。
「NeroOro」のアッパッシメントは、ブドウを収穫する地によって方法が異なります。
通常のアパッシメントと同じ工程の場合は、9月中旬に収穫したブドウを棚に並べて15日間乾燥させます。これにより、ブドウの水分の10パーセントから15パーセントが除去されます。
また、ブドウ畑の環境が良い場所、風通しがよい一部の地域では、通常よりも長くブドウを木から切り離さずに残し、樹についたまま、干しブドウのように自然に脱水させます。こうすることで、糖分や有機酸、ミネラルがよりブドウの果実に集中するのです。
●細部にまでこだわる繊細な醸造法
アッパッシメントの工程を経たブドウは、その特徴を損なわないよう細心の注意をもって醸造されていきます。特に除梗の工程が最も難しく、果実を損ねないよう丁寧に茎を取り除きます。
醸造中は、味の不調和を妨げるために、ポンピング(ワインともろみを攪拌し、抽出を促しつつ、味を均一にする)を頻繁に繰り返します。
ワインは最初の発酵のあと、続いてマロラクティック発酵を行い、味わいはさらに深みを増します。
シチリアのシラクサに起源をもち、12000ヘクタールの栽培地を持つといわれる「ネロ・タヴォラ」は、シチリアを代表する黒ブドウ品種です。
紀元前8世紀から7世紀にかけて入植したギリシア人によって、シチリアにもたらされた品種と言われています。
「アルベレッロ」と呼ばれる独特の栽培法が功を奏し、濃密な、ボリューム感のある果実味と、スパイシーな風味、どこかオリエンタルな魅力を持つ深い味わいが表現されるようになりました。しかし、その味わいは画一的ではなく、起伏にとんだシチリアの地形の影響、また土壌によって、味わいもヴァラエティに富んでいるといわれています。
100点醸造家「キオッチョリ」の深い経験、技術が生み出すワイン
イタリア人で唯一、パーカーポイント100点を2回獲得した醸造家ステファノ・キオッチョリ氏の手掛ける新作、「NeroOro ネロ・オロ」。イタリア語で「ネロ」は黒、「オロ」は黄金 を意味します。 「NeroOro」には、シチリアを代表するネロ・タヴォラ種を100パーセント使用しています。
「NeroOro」を作り出すネロ・タヴォラの栽培地として選ばれたのは、シチリア島の南西部に位置するベリーチェとアグリジェント。ベリーチェは、ベリーチェ川の流域に広がる小高い丘が続く地域です。アグリジェントは、古代ギリシア人たちの遺跡で有名。いずれも、古代から光輝く太陽をうたわれる大地です。
素晴らしいワインを生み出すネロ・ダヴォラ種、そのブドウをアパッシメント製法で、凝縮した味わいに仕上げたワインは、まさにシチリアを体現する、黒い黄金 ともいえる1本です。
輝きのある、深いガーネットの色調。ドライチェリー、ドライプルーン、ブラウンシュガーにバイオレット、甘草、シダーウッドの香り。インパクトのあるバニラの甘い香りが特徴的。たっぷりの果実味、ボリューム感、とても滑らかな質感を感じます。ほどよい渋みは、ワインの厚みと見合った肉料理には最適です。ソースにドライフルーツやスパイスを使った肉料理ととてもよく合います。例えば、シチリア風の肉料理、スパイスやドライフルーツ、松の実を使った羊や豚の煮込み料理や、黒酢風味の酢豚はとてもよく合います。