バローロ カゼッタ 2016年 イタリア ピエモンテ 赤ワイン フルボディ 750ml
¥9,000 (税込)
ワイン名(原語) | バローロ(BAROLO) |
生産者名 | カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ(CASA VINICOLA CASETTA) |
原産国・地域 | イタリア・ピエモンテ |
原産地呼称(AOC) | バローロ DOCG |
ヴィンテージ | 2016年 |
ぶどう品種(栽培比率) | ネッビオーロ100% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
説明
バローロ / カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ
Barolo DOCG / Casa Vinicola Casetta Casetta
偉大な11の丘に築かれた町、それらが現在「バローロ生誕の地」として知られ、 世界遺産に認定されているものもあります。
その歴史は古く、1600年代以前から造られており、サボイア家の王族に絶賛され、「ワインの王、王のワイン」と言われたエピソードはあまりに有名です。
堅牢かつ複雑、堂々とした風格を持つネッビオーロを最高の表現方法で体現したワイン、それがバローロです。
ブドウ畑
畑はノヴェッロ村にあり、標高300~400mの南東向き区画です。土壌は中新世(2500万年前から500万年前)の地質で、エレヴィツィアンと呼ばれる砂質・砂岩が主体の貧しい土壌に、粘土やライムストーン石灰岩が混じります。厳格で、スパイシー、複雑さがあって重厚な、長期熟成に向くバローロが生まれる地域です。
ブドウは10月の上旬~中旬にかけて、すべて手摘みで収穫します。
ワイン造りのプロセスは伝統的な手法で進めます。10~15日の間、ステンレスタンクで温度管理を行いながら発酵を行います。
この時、果房が上に残った状態で定期的にポンピングオーバーを行います。こうすることで、果皮や種からネッビオーロの持つ素晴らしい色・香り・味わいが十分に抽出されます。
発酵後スラヴォニアンオークの大樽へ移され、ここで3年間熟成されます。
Casa Vinicola Casettaはロエロ地区の中心ヴェッツァ・ダルバにて18世紀-1725年から居を構え、1924年からブドウ栽培とワイン造りをしています。
初代のピエトロは、極小規模のワイン造りを行っていました。ほとんどが自家用と、ピエモンテ州内のレストランへ卸すのみでした。1953年、6人兄弟のうち二人、エルネストとジュゼッペ兄弟がカゼッタブランドを設立しました。
そして、1960年からバローロをはじめとする彼らのワインを輸出するようになりました。最初はヨーロッパ内のみへ輸出していましたが、徐々にヨーロッパ外からの要望が増え、アメリカ、カナダ、日本、その他のアジアの国・・・と輸出先が広がっていきました。
今日の成功は、人生のすべてをワイン造りにささげたエルネストの勤勉さと情熱の賜物です。彼の魂と意思は、いまもカゼッタに息づいています。
現在蔵を切り盛りするのは3代目当主です。
ジュゼッペの息子たち、ブルーノとピエールアンジェロ兄弟は、ワインをより純粋なものに仕上げるため、伝統的な手法にこだわるワイン造りを行います。
ブドウ畑
ブドウ畑においてはオーガニックの認定を受けた有機肥料のみを使用し、草刈から剪定・摘芯・グリーンハーベスト・収穫まですべて手作業で行い、エノロゴによって策定された厳しいガイドラインにのっとりワイン造りをしています。 ワイン造りは、すべて自社畑のブドウのみから行います。買いブドウは使用しません。栽培からボトリングまで、すべての工程を自社で行っているため、品質に対するコントロールが可能です。
畑はロエロ地区と、世界遺産にもなっているバローロ村を含むエリア、
そしてバルバレスコで有名なトレイゾ村にあります。いずれも標高200~400m、南向きの斜面に広がる、素晴らしい条件を備えています。
ワイン造り
カゼッタの特徴は、祖父からの伝統を大切にしつつ、先進的な考えも併せ持ち、品質のために考え抜かれたプロセスを構築していることです。
まず、コールドテクノロジーと呼ばれるシステムを採用し、厳格に温度管理を行うことで、適切な環境を整え、完璧な発酵プロセスを進めます。 また、熟成においてもステンレスタンクとオーク樽でバランスをとりながら熟成へとステップが踏めるようにしています。 自慢の大樽、地下セラーで「大きくて赤いやつ」と彼らが呼ぶ大樽の中で熟成させますが、この樽の選定がワイン造りにとってはとても重要な作業です。樽は全てオーク製で、小樽はごくわずかしか使いません。
収穫後のプレス作業、発酵、熟成、清澄など、すべての局面で入念にテイスティングし、ボトリング後、瓶内熟成を経てやっとワインをお届けすることができます。 ワイン造りは本当に長い時間を費やすもので、忍耐と技術の結晶とも入れるものです。そうしてやっとブドウとワインメーカーの経験が融合して最高の個性を醸し出すのです。
フラッグシップとなるバローロを生む畑は、タナロ川の右岸にあり、中新世(約2,300万年前から約500万年前までの期間)に由来する複雑な土壌を持っているのが特徴です。マール(泥灰質)、ライムストーン石灰岩、粘土質、そしてかつて海底だったため生成されたブルーグレイの沈積岩や水成岩が混じり合います。
このような土壌のおかげで、長期熟成が可能な、骨格の強いタイプの赤ワインを造ることができます。